皇后
正位 · その人は厚い敷布を重ねた椅子にゆったりと半身を預けている。背後では熟しきった麦が穂を垂れ、足元の小川はゆっくりと流れる。立ち上がる必要など、今はどこにもない。
逆位 · 麦は刈られないまま萎れている。敷布はそのまま残り、椅子は空だ。その人はまた立ち上がり、誰かの器に水を注ぎに行ってしまった。
映し読み · 皇后が映しているのは、あなたがその手厚い世話を、自分自身に少し向けることができるかどうかだ。
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これは鏡であって、予言ではない。映すのはいまのあなた。どう歩くかは、あなたが決める。